X(旧Twitter)炎上事件まとめ!炎上の大学生・企業・芸能人とその後

Twitterの炎上事件

ネット上で、SNSなどのX(旧Twitter)で共感されるツイートを投稿し、何万人ものユーザーがリツイートしてSNSで話題になることを、一般的に“バズる”といいます。

芸能人にしろ一般人にしろ学生にしろ、「バズりたい」「認められたい」「注目されたい」という思いを持つ人もいらっしゃるでしょう。

しかし、その思いが強すぎて過激な投稿をしてしまい、悪い形でバズってしまう───つまりネットの「SNS炎上」として、「炎上した人」となってしまうことがあります。名前や住所が特定され晒されて取り返しのつかないことになります。

今回は、芸能人や一般人、学生のX(旧Twitter)での炎上事件まとめについて、炎上が起きる理由や事例まとめなどをご紹介していきます。

SNS・X(旧Twitter)炎上事件の事例まとめ

まずは、今までにどんな炎上事件の事例があったのか、炎上した人がいたのか、そのまとめを見てみましょう。

有名人による炎上事例

芸能人やインフルエンサーといった有名人はフォロワーが多く、不適切なツイートをしてしまうと瞬く間に拡散されて炎上する事例や炎上した人が多発しています。

批判・怒りツイートで炎上となったケース

  • ONE OK ROCKの歌手、タカさんが海外公演での日本人ファンに対する不満をX(旧 ツイッター)で暴露して炎上
  • ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんが仲間の芸人さんの謝罪会見をみて、「ひどい記者」とツイートして炎上。大手芸能事務所を名指しで批判して問題に
  • 俳優の伊勢谷友介さんがSMAP解散に対するマスコミの取り上げ方を「どうでもいいこと」とツイートし炎上

まとめると上記のようで、注目のトピックに対して自分の意見や批判をX(旧 ツイッター)上にあげたり、突発的な怒りをX(旧 ツイッター)にぶつけてしまって炎上するケースがあります。

間違って投稿(誤爆)で炎上となったケース

  • HKT48の宮脇咲良さんがファンのツイートを引用して、メンバーの後輩を中傷するコメントを投稿し炎上。「裏アカウントへの投稿を間違えたのでは?」と推測されている
  • モデルの梨花さんが「さいっごのさいごまで本気でむかつく!!!!!!!!!!!」とツイートし炎上。DMを間違って投稿したと言われている

プライベートでツイートすべきものを間違って公式アカウントに投稿し、炎上するパターンもあります。

ごまかそうとして「乗っ取られた」と言い訳をする炎上した人がいて、さらに炎上した事例もあるようです。

裏アカウントでの言動が炎上となったケース

  • アイドルの指原莉乃さんが、著書の宣伝のため裏アカウントでファンを装いツイートしたことが炎上
  • 「青学ミスコンの裏垢事件」で自作自演の疑いが持ち上がり、炎上

プライベートで利用している裏アカウントがバレたり、その裏アカウントでの不適切なツイートが問題となり炎上するケースがあります。

企業やその従業員のアカウントによる炎上事例

従業員や企業のX(旧Twitter)アカウントでも炎上事件が多発しています。

企業アカウントが炎上したケース

  • 楽天トラベル公式アカウントが、柴田淳さん(歌手)に対し「ぶさいく」とツイートして炎上
  • ディズニー公式アカウントが、原爆投下の日に「なんでもない日おめでとう」と投稿して炎上
  • タイツの製造会社であるアツギが「タイツの日」に企業PRを行ったところ、イラストが「性的消費」だと炎上

まとめると以上のように、企業が公式アカウントで常識的に不適切なツイートをしたことで、炎上するケースがあります。

X(旧Twitter)はマーケティング効果を狙うこともできますが、このような炎上が発生すると逆に企業の評価が下がったり顧客からの信頼を失うといったリスクを負うことになります。

従業員が問題を起こし炎上したケース

  • ある銀行行員が来店した芸能人の個人情報を娘に漏らし、娘がツイートしたことで炎上
  • 米企業「IAC(InterActive Corp)」の広報部長だったジャスティン・サッコ(Justine Sacco)氏が「これからアフリカに行きます。エイズにかからないといいな。というのは冗談よ。私は白人だもの!」と投稿し炎上
  • くら寿司のアルバイト従業員が、まな板で切った食材の魚をゴミ箱に捨てた後、捨てた魚をまな板に戻すという動画をインスタグラムに投稿し、X(旧Twitter)上でも拡散され炎上

企業の従業員やその親族、会社内で地位のある人が問題のある書き込みをすると、その企業の教育体制に批判が集まり、炎上した人が作り上げられます。

近年では、従業員へのネットリテラシー教育も社会における企業の責任の1つとなっているのです。

一般人・学生のアカウントによる炎上事例

一般人・学生でも、過激な内容をツイートすることにより炎上するケースもあります。

しまむら店員に一般人女性が「土下座」を強要

2013年9月21日、衣料品チェーン「ファッションセンターしまむら」の女性店員に土下座させ、その写真をX(旧 ツイッター)上で公開した女性がいました。

その画像は一気に大炎上し、多くの批判が集まりました。

投稿者は炎上し始めるとすぐにアカウントを削除しましたが、その行動にも非難が殺到し、その後もしばらくX(旧Twitter)上で大きな騒ぎとなりました。

学生による問題行動

X(旧Twitter)の炎上は、「バカッター」と呼ばれる学生によって不適切動画の投稿がブームとなった時期もありました。

特にアルバイト現場で撮影されることが多いことから、「バイトテロ」等とも呼ばれることもあります。

  • 神戸大学の非公認バドミントンサークル「BADBOYS」に所属する複数の学生たちが、「旅館の物品荒らしすぎてしぬ」と夜にX(旧Twitter)に動画と画像を投稿し、炎上
  • 東京都多摩市のそば店で、バイト学生が食器洗浄機に入ったりするなどふざける姿をX(旧 ツイッター)に投稿し、炎上
  • 看護学生が患者から摘出された臓器を撮影してX(旧Twitter)に投稿し、炎上
  • 男性大学生が、「ソングライン爆破してこよう」とツイートして炎上。音楽フェスティバルのリハーサルが中止となった
  • X(旧Twitter)に「僕だってのこぎりで人傷つけて回りたい」と殺人ほのめかすツイートをし、炎上

恐らく軽い気持ちで投稿してしまった学生が多いのではないかと思いますが、実はこれらの行為は「業務妨害罪」といった犯罪にあたることがあります。

実際、上記の問題ツイートを投稿した学生の中には、逮捕されたり停学処分を言い渡された人もいます。

目立ちたいからと、安易な気持ちで学生として炎上した人となり、犯罪になるような投稿をすることは絶対にやめましょう。

不適切ツイートを再拡散すると問題になるのか?

上述したようなバイトテロや問題ツイートを投稿した場合、所謂「特定班」と呼ばれる人に個人を特定され、名前・住所・年齢・所属学校・職場などの情報が晒されることがあります。

不適切動画やツイートと一緒に個人情報が拡散されると、特定された人のその後の将来に多大な影響を与えます。

もちろん、不適切動画をツイートした人が悪いことに変わりはありませんが、このように個人を特定して晒し上げる行為も、刑事上・民事上の責任を追及される可能性があるので注意が必要です。

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X(旧Twitter)炎上事件はなぜ起きるのか?

それでは、上記のような炎上事件はなぜ起きてしまうのでしょうか。
考えられる原因を見てみましょう。

炎上する理由①:多くの人が使うプラットフォーム

X(旧Twitter)は、今や世界中の人々が当たり前のように利用する大きなSNSサービスとなっています。

下記は、日本国内における2019年の主要SNSの利用状況です。

MAU数(月間アクティブユーザー数) 2019年新成人における利用率(n=500)
LINE 8200万 95.8%
X(旧Twitter) 4500万 78.4%
Instagram 3300万 60.2%
Facebook 2,600万 20.0%

ここからわかるように、日本でも多くの人が様々なSNSメディアを利用しています。
X(旧Twitter)のユーザー数も非常に多く、2020年においては20代・30代の若者が全体の57.8%を占めていると言われています。

多くの人が利用しているということは、それだけ多種多様な価値観を持っている人が集まっているということです。

ある人からすれば気にならないツイートであっても、ある人からすると不快だと捉えられ、そこから炎上に繋がっていることがあります。

加えて、人が多く伝播性や拡散力が強いことも炎上が起きやすい理由の1つといえるでしょう。

炎上する理由②:X(旧Twitter)の匿名性

X(旧Twitter)はFacebookなどとは違い、匿名で使う人の割合が多いです。

この匿名性から「何を言ってもバレないだろう」と考え、現実では口に出せないような過激な言葉でも簡単に投稿してしまう人がいます。

そして過激な言葉が行きかっていると、「他の人もやっているから」という心理が働き、多くのユーザーがより攻撃的になってしまっているのです。

近年でも、度を過ぎた誹謗中傷や誤解による無関係な人への攻撃などが問題になっています。

また、匿名で裏アカウントなどを作って愚痴を呟いていたところ、間違えて公開アカウントで呟いてしまったという誤操作による炎上(誤爆ツイート)も起こり得ます。

プライベートアカウントや裏垢は芸能人でも一般人でも本音が出やすく、ツイートで不適切な発言を繰り返しているケースも少なくありません。

そのため、公式アカウントで誤って本音をツイートしてまうと、恰好の餌食となってしまいます。

炎上する理由③:サイバーカスケード現象

実は、世界中の人が炎上に加担しているかと言ったらそうではなく、大きく騒ぎ立てているのはごく一部の人であると言われています。

そのごく一部の人が執拗に繰り返し騒ぎ立てていることにより、一見多くの人が寄ってたかって攻撃している様に見えているのです。

このように、少数の意見が先鋭化し、大多数の意見のように見えてしまうという現象は「サイバーカスケード」と呼ばれています。

インターネット上では同じ意見を持つ人が繋がり、先に一極化した結論が出やすくなっています。

それにより、正しいとは限らない見解が「みんなそう言っているから」という理由で広まり、炎上が起きているのです。

ネット炎上のよくある火消し方法・対策法とは?

X(旧Twitter)炎上への適切な対応とは

もしX(旧Twitter)が炎上してしまった場合には、真摯に対応することが必要です。

特に企業や公式アカウントでは、対応によって社会的評価を回復するか落とすかが決まることもあります。

炎上ツイートを直ちに削除するのではなく、それに対して丁寧な謝罪をし、何が原因だったのかを冷静に分析することが大切です。

個人アカウントであればアカウントを削除して逃げるといった手段もとれなくはありませんが、炎上ツイートはスクショなどにより保存されていることが多いため、削除したからといってすぐに解決できるわけではないことに注意してください。

また、炎上被害が大きい場合は弁護士などの専門家に相談することも1つの手です。

X(旧Twitter)の炎上を未然に防ぐには?

炎上を未然に防ぐためには、よく考えてX(旧Twitter)に投稿する内容を決めることが必要です。

  • そのツイートが誰かにとって不快な思いをするものではないか
  • 差別や偏見が含まれていないか
  • そのツイートは相手に直接言えるような言葉遣いになっているか
  • ネット上の意見はどうなっているか

以上のように、感情に任せてツイートをするのではなく、その投稿をしてもいいかどうか一度確認するようにしましょう。

また、炎上保険や炎上を防止するサービスを提供している企業もありますので、それを活用するのもいいでしょう。

炎上対策や火消し方法については以下の記事で詳しく書いていますので、ご参照ください。

まとめ

今回は、X(旧Twitter)炎上の事例を中心に説明しました。

不用意な発言をしてしまったという事は自分自身のミスになりますが、その情報に反応して炎上が起きたときの被害は甚大なものとなります。

また、芸能人であっても一般人であっても、ネット炎上を速やかに収束するケースもあれば、悪化させることもあります。

特に企業側は、ネットを専門に扱っている弁護士と一緒になってコンプライアンスを重視した対策をとることが重要です。

X(旧Twitter)は一度炎上してしまうと終息させるのは大変です。
特に一般人も炎上に巻き込まれることが多いですので、注意や配慮をした情報発信に心がけるようにしましょう。

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