ネットストーカーの特徴と心理。正しい対処法は?
インターネット上では人との距離感がつかみにくいため、「親しくなった」と勘違いして起こるネットストーカーが急増していま…[続きを読む]
社会人になると出会いが少なくなるといわれていますが、最近ではマッチングアプリ・婚活アプリを利用した出会いが増えているようです。
しかし、アプリをきっかけとした事件やトラブル、特に「出会い系詐欺」「サクラサイトでお金を取られる」「副業・投資勧誘」が起き返金方法を求める声が増えています。
そこで今回は、マッチングアプリや婚活アプリ、出会い系サイトの危険性・トラブル事例・対策方法・被害にあった場合にすべきこと、サクラサイトからの返金方法や手口はあるのか、相談先はどこなのかなどを解説していきます。
また、相手に被害請求などを行いたい場合は弁護士が適任です。すぐにでも相談したい方は「全国対応」「初回相談料0円」「着手金0円」の出会い系詐欺に強い弁護士、またはサクラサイトの相談に強い弥栄法律事務所などへ適切なご依頼をおすすめします。
目次
マッチングアプリ・婚活アプリとは、恋人や結婚相手を探すことを目的に作られているアプリです。
有名なものとして、ペアーズ(Pairs)・タップル・ゼクシィ縁結び・Omiai・Tinderなどがあげられます。
いわゆる「出会い系サイト」「サクラサイト」と同じだと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
厳密な定義はないのですが、一般的には「出会い系サイト」は大人の男女関係を目的とする一方で、マッチングアプリや婚活アプリでは真剣に交際を考えている人が占めると言われてはいます。
ただ、どちらのサイトでも、サクラのような人はいますし、副業・投資勧誘、出会い系詐欺を企んでいる人がいる点が大きな問題で、会えないケース、初デートをドタキャンされるケースも多いです。
マッチングアプリやサクラサイトで様々な事件やトラブルに巻き込まれることがあります。どんな実態や危険性があるのか、詐欺事例や事件事例などを具体的に見てみましょう。
2018年2月、27歳の会社員女性がマッチングアプリ(Tinder)で出会った外国人男性に殺されてしまった殺人事件があります。
この事件は「大阪民泊殺人事件」と呼ばれ、世間でも大きく話題となりました。
マッチングアプリから殺人事件にまで発展してしまうなんて、怖いですよね。
同じように、マッチングアプリで会った人に暴行や性行為を強制されたという被害も少なくありません。
また、実際に会って被害を受けるだけでなく、メッセージで誹謗中傷や暴言のコメントが送られてくるといったトラブルも多発しています。
性的な被害以外でもっとも多いのがお金に関するトラブルです。
特に下記のように、副業・投資詐欺やサクラサイト詐欺や結婚詐欺などがあります。
上記のように、金銭が絡むトラブルに巻き込まれることもあります。
詐欺目的でマッチングアプリを利用する人は親しみやすい人が多く、自分が詐欺に誘導されていることに気づきにくくなっている可能性もあります。
「良い人かも」と思っても、お金の話を出されたら一度疑うことが大切です。
また、上記のような被害にまだあってない人も、今後詐欺に会わないとはいえません。
例えばよくある事例としては、初デートまでなんの問題もなくスムーズに話が進んだのに、突然ドタキャンされるケースがあります。
もちろん別に用事ができたり、なんとなく会うのを恐れてドタキャンするケースもあるのですが、サクラによる詐欺手口である可能性も大いにあることは念頭においておきましょう。
まれに相手に「勧誘かどうか聞けば良い」と考える人もいるようですが、もちろん相手が日本人であろうが外国人であろうが、「はい、勧誘でも詐欺でもありません」と素直に言う人はいません。
「良い人」ほど騙されてしまう事が多いのです。
特に、最近は中国人詐欺・外国時詐欺が増えており、お茶の間や誌面上でも国際ロマンス詐欺のニュースが賑わせています。
片言で金髪の女医や中国人の美人が出てきて、恋愛感情を抱かせた相手からお金を騙し取られるケースが増えています。
特に、「暗号資産(仮想通貨)の売買」「資産を増やせる」と誘われた場合は、一度冷静になって国際ロマンス詐欺の可能性がないか疑う必要があります。
上記に記載した国際ロマンス詐欺と同様ですが、金銭トラブルの中には「相談・メールに乗るだけでお金がもらえる」という詐欺も最近は流行っています。
「お金を振り込みます、口座を教えてください」と言われたら安心して口座を教えてしまう方もいるようです。
マッチングアプリによるストーカー被害も報告されています。
住所を教えてしまったために家を見張られたり、教えてもいないSNSアカウントが監視されていたりといったことがあるようです。
会って2~3回の時点など、まだ相手の素性がわからない間はなるべく個人情報を教えないようにしましょう。
マッチングアプリを利用している人だけでなく、利用していない人でも被害を受けることがあります。
例えば、顔写真の悪用です。
友人が自分の写真を勝手に使ってプロフィール登録していた、という事例が意外と多くあります。
また、自分がマッチングアプリを使っていることを友人や家族にバレてしまうこともあります。
使うことが悪いわけではありませんが、マッチングアプリを利用していることを身近な異性に知られるのは危険です。
いくら気をつけていても、トラブルを完全に防ぐことはなかなか難しいです。最後に、万が一投資勧誘、副業詐欺、出会い系詐欺被害にあった場合の対処法、返金方法はどうすればいいのかをご紹介します。
まず、マッチングアプリで何らかのトラブルに巻き込まれたら、通報機能などを活用して運営会社に報告しましょう。
特に性被害や詐欺の場合は次の犠牲者を出さないことも重要ですので、相手のアカウントを停止または削除させることが大切です。
ただこの場合、アカウントを停止までしかやってくれず、その後は対応してくれないことがほどんどでしょう。
アプリによっては通報機能やアカウント停止ができないものもあります。
この場合は「消費者ホットライン」に連絡するのが一般的です
*【参考URL】消費者ホットライン
現実的には、法律の専門家でもない素人がサクラサイトの運営側に相談しても、なかなか動いてくれないケースも多いです。
そのためいわゆる「ネットに強い弁護士」に依頼するケースも多いです。
特に最近は、スマートフォンの普及もあり、マッチングアプリや出会い系サイトでの詐欺行為が横行しており、弁護士もそういった事案に対応してくれるようになりました。
また、弁護士というと、最寄りの事務所に行くことを考える方も多いかもしれませんが、ネット問題の場合は「全国対応」弁護士の方が、適切に処理してくれることも多いです。
「全国対応」「初回相談料0円」「着手金0円」で専門で対応しており、返金方法にも熟知する弁護士に相談・ご依頼することをおすすめします。
相手に被害請求などを行いたい場合、サクラサイトの相談をしたい場合は、弁護士が適任ですし、場合によっては、詐欺商品の契約解除やクーリングオフなどもできる可能性があります。
金銭的被害が大きい場合や、暴行・脅迫・ストーカーなどの犯罪行為に遭った場合には、警察に相談することもおすすめします。
特に身の危険を感じているのであれば、早急にお近くの警察署に相談してください。
また、インターネットでのトラブルについてはサイバー警察が担当してくれるので、お住まいの地域のサイバー窓口まで連絡してみるのも良いでしょう。
それでは、上記のようなトラブルに巻き込まれないようにするにはどうすればいいのでしょうか。ここからは、出会い系サイトやマッチングアプリでトラブルを防ぐための予防策についてご説明します。
メッセージでやりとりをしていても、実際にデートをしてみるまで相手の素性はわかりません。
「会ってみたら写真と全然違う人だった」「初めて会ったのに体をベタベタ触ってくるデリカシーのない人だった」なんてこともよくあると聞きます。
そのため、特に初めて会う場合には、以下のことに注意してください。
最初に会うときは、「仕事帰りに飲みにいく」なんて人も多いかもしれませんが、なるべくお昼に会うようにしましょう。
人気の多い店なら人目も多いですし、いざという時に逃げられるので安心です。
また、できれば自分で会う場所を指定してください。
これで投資勧誘、副業勧誘、マルチ勧誘などの集会所に連れ込まれることを防ぐことができます。
「車で送る」「LINEを交換したい」と言ってくる相手にも注意して、レイプや詐欺被害に遭わないよう気をつける必要があります。
ちなみに「会わせたい人がいる」はマルチ商法や副業詐欺の典型例ですので、気をつけてください。
そして、初めて相手に会う日は必ず終電前に家に帰ることを意識しましょう。
無理に深夜まで引き留めようとしてくる相手とは距離を取った方がいいかもしれません。
マッチングアプリでのトラブルを防ぐためには、どのマッチングアプリを選ぶかが大事です。マッチングアプリを選ぶ基準としては、以下を参考にしてみてください。
マッチングアプリを選ぶにあたって、本人確認をしているかどうかはとても重要です。
というのも、免許証などの公的書類を提示しないと登録できないシステムであれば、虚偽のプロフィールを記載する人とマッチングすることが少なくなるからです。
加えて、万が一トラブルが発生した際に、登録された個人情報を辿って相手と連絡を取ることが可能になるという点でも安心できます。
また、ポイント制ではなく月額制のアプリを利用するようにしましょう。
ポイント制のアプリは、「出会い系アプリ」である可能性が高いです。
メッセージを送るにはポイントを購入する必要があったりと、月額よりも高額になるケースもあります。
ポイント制アプリはサクラサイト被害にも遭いやすいため、手を出さないようにしましょう。
登録者数が多いということは、それだけ満足度や信用度が高いアプリであると言えます。
また、有名な大手企業が運営するアプリ(例えばペアーズやゼクシィ縁結びなど)は会社としても信頼できる安心感があります。
もちろん、有名なアプリだからといって一概に「安全」と言い切ることはできません。
ですが、有名なアプリの多くは管理体制や通報機能がしっかりしているため、トラブルにも迅速に対応してくれるでしょう。
今回はマッチングアプリやサクラサイトの実態、投資詐欺、返金方法、相談先、外国人詐欺・中国人詐欺・国際ロマンス詐欺などを解説しました。
マッチングアプリ、出会い系サイトは、サクラサイトであったり、投資勧誘の場になっていたりもしますし、初デートでドタキャンされたり、会えなかったりすることもありますが、恋人や結婚相手にできるような人を探すことを目的に開発されてるのも事実です。
ただ、性関係が絡む分、ストーカー被害や怖い事件に巻き込まれる危険性もたくさん潜んでいることは事実です。
そのため、利用の際には最大限の注意をするようにしましょう。
そして、仮に被害に遭ってしまった場合でも、ひとりで抱え込まないでください。
行政・弁護士・警察など、相談できる場所は多くあります。話しにくいこともあるかもしれませんが、話をすることで気が楽になる可能性もあります。
「全国対応」「初回相談料0円」「着手金0円」の弁護士など、他の人の手も借りて、トラブル解決の糸口を見つけるようにしましょう。