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ネット誹謗中傷にお悩みの愛媛の方へ
ネット上の誹謗中傷や嫌がらせ被害に遭う方は増えています。いきなりトラブルに巻き込まれどうしたら良いかわからない方も多いでしょう。適切な対処をすれば早期に解決できるケースもありますので、対処法を知っておくことが大切です。
今回は、ネット誹謗中傷・嫌がらせにお悩みの愛媛県にお住まいの方のために、ネット誹謗中傷への対処法をお伝えします。名誉毀損に当たる行為から嫌がらせに対する自分でできる対処法、弁護士に相談すべきタイミングまでわかりやすくご説明いたします。
名誉毀損に当たる行為とは
ネットで嫌がらせなどを受けても、「これくらいで損害賠償を請求したり、警察に通報できるの？」と不安になる方も多いでしょう。ご自身でもどのような行為が名誉毀損などの罪に当たるのかを確認しておくことは重要です。
名誉毀損とは、多くの人が知りうる状態で人の社会的評価を貶める言動を行うことです。具体的には、以下のような事例が当てはまります。
- デマを流す行為（事件の犯人だと名指しする、など）
- 誹謗中傷に当たる行為（この店の衛生状況は最悪だ、など）
- 人が知らない事実を勝手に公開する行為（不倫の事実を公表する、など）
名誉毀損というためには、不特定多数の人に対して公表される必要がありますが、インターネット上で誹謗中傷を受けた場合は、不特定多数が閲覧できる状態ですので、通常は「公然と」ということができます。また事実を指摘する必要があり、「お前は馬鹿だ」などといった発言は事実の指摘には当たりません。上記で示したように、事具体的な件の犯人だ、などという必要があります。そして、事実が真実である場合でも勝手に公表すれば名誉毀損罪に該当する場合があります。
名誉毀損罪以外でも、「馬鹿」などという誹謗中傷は侮辱罪に当たる可能性があります。また爆サイ、ホスラブ、5ちゃんねる（旧2ちゃんねる）などの掲示板系サイトでは他人の住所や電話番号など一般に公開されていない情報を書き込んでしまうプライバシー侵害の事例がありますがこれに対しても損害賠償請求が可能なケースもあります。
ネット嫌がらせに対する自分でできる対処法
ではネット上の嫌がらせ行為や誹謗中傷行為に対してはどのように対処していくべきなのでしょうか？ まずはご自身でできることを実行することが大切です。対応が早ければすぐに問題を解決できる場合もあります。具体的には以下の手順で進めていきましょう。
- 削除依頼をする
- 法的措置に出ると警告する
- 弁護士や警察に相談する
まず誹謗中傷にあたるコメント等は、SNSの「報告」ボタンから削除を依頼しましょう。掲示板系サイトの場合には「お問い合わせ」から削除依頼を出すことができます。また嫌がらせをするアカウントなどがはっきりしている場合は、今後誹謗中傷を続ける場合は法的措置に出ることを警告しておきましょう。相手がわかっている場合は、SNSのメッセージ機能を利用し、嫌がらせや警告の証拠も残しておきましょう。
それでも嫌がらせが収まらない場合には、弁護士や警察などの専門家に相談してください。弁護士からは効果的なアドバイスが得られますし、警察から警告してもらうことも場合によっては可能です。
弁護士に相談すべきタイミング
ネットで誹謗中傷や嫌がらせ被害にあったら、いつ専門家に相談すべきかタイミングを見計らうことはありますよね。弁護士に相談すべきタイミングとしては、以下のケースとなります。
- 相手に警告しても誹謗中傷をやめない場合
- 現実の被害が出ている場合（いたずら電話、ストーカーなど）
- 精神的に追い詰められてしまいそうな場合
まず、先にお話ししたように嫌がらせが止まらない場合には、弁護士に相談すべきです。この時点で法的手続きを開始させて犯人を突き止めるべきです。ネットで誹謗中傷が酷くなるのは、責任を取らなくても大丈夫だと考えているからです。実際に法的手続きに乗り出せば、相手も穏便に解決したいと考えるはずです。
現実の被害が出ている場合も弁護士に相談すべきタイミングといえます。いたずら電話が鳴り止まず店の営業ができない場合や住所を書き込まれてしまったせいでストーカー被害に遭っているケースなどが挙げられます。ネット上の被害だけでなく、現実の被害になった場合にはそのまま放置しておくのは危険です。
ネットで誹謗中傷被害に遭うと、日に日に増える嫌なコメントを見るだけで精神が疲弊します。見ないようにしていても、現実にいたずら電話などが増えていくと、生活に支障をきたす為無視できなくなります。仮に現実に被害がまだ出ていなくとも、SNSを見るだけで気分が悪くなり、日常生活を送れなくなってしまったとする人もいます。うつ状態と考えられるような症状が出た場合は、病院へ行くとともに、問題解決のために弁護士に相談すべきです。会社や学校に行けなくなってしまった、などの被害が出た場合にはその分を精神的苦痛に対する慰謝料として請求できます。
愛媛県でネット問題に強い弁護士に相談を
ネットで誹謗中傷などの被害にあったら、ネットトラブルに強い弁護士、法律事務所に相談してください。ネットトラブル事件を日常的に取り扱う事務所なら、スムーズに法的対処を進めることができ、効果的な対応を行うことが可能です。
相談の際は、誹謗中傷などの証拠を持って通いやすい地元の弁護士に相談してみてください。何度か事務所を訪れなければいけないこともあるため、家から近い場所にある法律事務所が便利です。ネットで誹謗中傷の被害にあったら、地元でネットトラブルに強い弁護士を探しましょう。