Facebookでなりすまし被害!自分で対策できる?弁護士に相談すべき?

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1.Facebookで自分の「なりすまし」を見つけてしまった…

実は、SNS上で「なりすまし」被害に遭ったという人はけっこういます。「なりすまし」と聞くと、芸能人やアイドルの名前を語ったアカウントを連想しがちですが、実は一般人も被害に遭っています。

「なりすまし」を行う人の目的はさまざまです。詐欺グループが行っている組織的犯行の場合もあれば、単なる嫌がらせの場合もあります。本人の名前を語って、本人の友達に近づくこともあります。とくに、実名登録が原則のFacebookでは「なりすまし」被害は深刻です。個人情報が流出しかねません。今回は、Facebookで自分や友達の「なりすまし」を見つけたときの対処法、法的解決方法を解説します。

2.Facebookでの実例被害。どんな目的?

Facebook上で「なりすまし」被害に遭うことは、有名人でなくとも一般人の方でもありえます。まずは、「なりすまし」の実態や目的、被害事例をみていきましょう。

2-1.「なりすまし」って何?見分け方と見つけ方

では、「なりすまし」とは具体的にどんな行為を指すのでしょうか。

Facebook上の「なりすまし」とは、本人に見せかけるような本人の画像を掲載して、「同姓同名」のアカウントを作成します。その後、本人の友達に友達申請やメッセージ送信を行う行為を指します。友達申請があった人は本人と勘違いする事例も多く、問題となっています。「なりすまし」かどうかを見分けるには、次のような特徴を探してみると良いでしょう。

  • よくみると本人(友達)の名前が、1文字だけ違う。漢字が違う。
  • 投稿が少ない
  • 名前がアルファベット
  • アカウント作成から日が浅い
  • 友達の構成が不自然で共通友達が少ない
  • いいねが少ない
  • 友達数が異常に多い、もしくは少ない
  • 更新の履歴がない
  • 自己紹介ページをみてみると中途半端な情報
  • 結婚しているはずなのに、旧姓で登録している。
  • アイコンの設定がなかったり、キャラクター画像になっている。
  • 画像がSNS上で拾った画像

名前を少しだけ変えるなどして、本人と誤認させようとしている場合は、なりすましの可能性が高いといえます。また、自己紹介ページのみで投稿もなく、利用の形跡が薄い場合は、なりすまし用の偽アカウントのか確率が高いといえます。

2-2.Facebookの「なりすまし」の目的は?

では、「なりすまし」の目的一体なんなのでしょうか。

Facebookでの「なりすまし」には、本人になりまして友達申請を送りつけ友達承認を狙います。メッセンジャーで「Facebookを事情があってやめたが再開しました」「Facebookにログインできなくなったので、新しくアカウントを作りました」という内容のメッセージを送りつけてくるパターンがあります。

なりすましの目的は、有料サイトに誘導した上で、お金をだまし取るのが目的です。これ以外にも、フィッシングなどの詐欺目的や、友達となる相手の住所や生年月日、人間関係などの個人情報の取得目的、個人的な嫌がらせ、スパイ行為、おとり作戦、誘導作戦など、目的はさまざまです。

友達申請が送られてきた場合は、本当に知人かどうかや偽アカウントの可能性がないかをチェックしてから承認したほうが良いでしょう。

一度友達整理をすることをした方が良いでしょう。

2-3.Facebook「なりすまし」の実際の被害例も。

「なりすまし」になんて引っかかるわけがないとタカをくくっていると、痛い目に遭うこともあるかもしれません。実際の被害では、有料サイトへ勧誘されたというものから、本人になりすましスパムを大量に送りつけられる、最悪の場合は、アカウントが乗っ取り被害に遭い、登録していたクレジットカード情報が盗まれるなどもあります。嫌がらせ目的の場合、乗っ取り後に勝手にアカウントが削除される事態も考えられます。

このように、なりすましは単なる嫌がらせですまないこともあります。個人情報が一旦流出すると、それを止めるのは大変です。「なりすまし」から「乗っ取り」被害に遭った場合は、早急に対応をしたほうが良いでしょう。

3.「なりすまし」被害に遭った場合の対処法とは?

3-1.なりすましを見つけたら、まずは友達に報告を。

では、自分の「なりすまし」を実際に発見してしまった場合、どう対処するのが適切なのでしょうか。

まずは、友達に報告してください。例えば、「なりすましアカウントがいるので注意」として投稿で呼びかけることで、自分以外の友達への被害を未然に防ぐことができます。

次に、Facebookに報告してください。実際の方法は次の通りになります。なりすましアカウントのタイムラインから歯車マークをクリック。そこから「報告・ブロックする」を選択する。そして、「なりすましプロフィールです」を選択し、その後はフローに従うだけです。この通報は、本人だけでなく、友達からもすることができます。友人のなりすましを見つけたら、友人に報告するだけでなく、Facebookに報告してあげましょう。

3-2. 「なりすまし」アカウントを削除する!Facebookへの報告方法

Facebookアカウントをお持ちで、あなたやあなたの知っている人へのなりすましを報告するには:

  • なりすましアカウントのプロフィールに移動します。
  • 見つからない場合は、プロフィールで使用されている名前を検索してみるか、友達にリンクを送ってもらえないか確認します。
    カバー写真上の をクリックして[報告]を選択します。
  • 画面の指示に従って、なりすましを報告します。

なりすましの報告URL→https://www.Facebook.com/help/contact/169486816475808

3-3.「なりすまし」の友達申請を承認してしまった!どうすれば良い?

自分の「なりすまし」ではなく、友達の「なりすまし」と気づかないで、友達申請を承認してしまったという方もいるでしょう。このような場合も対処法は簡単です。

まずは、「なりすまし」アカウントの友達を解除します。これで、自分に被害が及ぶことはありません。友達を解除しても相手に通知されることはありませんので安心してください。また、なりすまされた友人への被害も防ぐために、なりすまされた友人にメッセージを送っておきましょう。さらに、他の友達への被害も防ぐために、「××というなりすましアカウントがいますので、友達承認した場合は、解除してください」という投稿しましょう。Facebookへの報告方法は、上記と同じです。なりすましのタイムラインから報告しましょう。

このように、「なりすまし」を承認してしまったとしても友達解除をすれば大丈夫です。自分の友達への配慮も忘れないようにしましょう。

3-4.「なりすまし」防止のための対策をとろう。

では、「なりすまし」被害を予防する方法はあるのでしょうか。

実は、「なりすまし」の手口は簡単で、あなたの友達リストを利用するという目的があります。そこでこれを逆手に取り、友達の公開範囲を「友達」に限定しておくのが有効です。これで、被害に遭う確率はぐんっと下がるはずです。

これ以外にも、アカウントが乗っ取られる場合に備えて、信頼できる友達3人を「協力してもらう友達」としてあらかじめ登録しておきましょう。これで、「なりすまし」からの「乗っ取り被害」を予防することができます。

最後に、知らない人からの友達申請は安易に受けないようにしましょう。ネットの繋がりは、新しい人間関係を築くために有効な方法ですが、やはり対面ではないため、危険もあります。友達を承認する場合は、少し慎重になっても問題ないはずです。

以上から、「なりすまし」被害に遭わないために自己防衛策をとっておくことも重要です。これで絶対大丈夫とはいえませんが、できるだけ被害に遭う確率を下げておくことが大切です。

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4.Facebook「なりすまし」の罪!犯罪になるの?

ここからは、「なりすまし」がおきた場合に、どんな犯罪や刑罰が成立するのか、どんな責任をとらせることができるのかについてお話ししたいと思います。

4-1.Facebookの「なりすまし」は警察へ報告できる。刑法上の罰則は?

では、「なりすまし」被害にあった場合、警察に相談すべきなのでしょうか。

まず、「なりすまし」被害を警察に報告することはできます。先に同様の手口で、詐欺被害などが出ている場合は、サイバー犯罪対策課が動く可能性があります。実際に金銭的被害が出ている場合は、組織的犯罪の可能性があるので報告したほうが良いでしょう。しかし、「なりすまし」だけでは犯罪と認定できないので、動いてもらえない可能性も高いです。

刑法上の犯罪となるようなケースでは、名誉毀損罪(刑法230条)、侮辱罪(同法231条)、電子使用機器詐欺罪(同法246条の2)などが成立する可能性があります。

それぞれの罰則も重いものとなります。

  • 名誉毀損罪では、「3年以下の懲役若しくは禁錮、又は50万円以下の罰金」が規定。
  • 侮辱罪では「拘留又は科料」が課される可能性があります。
  • 電子使用機器詐欺罪では、「10年以下の懲役」が規定されています。

具体例をご紹介しましょう。

例えば、「なりすまし」により、プライべーな写真や個人情報をばらまかれ、性的内容を含んだ投稿をされた場合は名誉毀損が成立する可能性があります。これ以外にも、「—はバカ」など抽象的事実のみを指摘した場合は侮辱罪、有料サイトにお金を取られた場合は電子使用機器詐欺罪が成立する可能性があります。犯罪が成立する可能性がある場合には、警察に告訴し捜査に踏みきってもらいましょう。

4-2.民事裁判に訴える!名誉毀損で損害賠償を請求することも可能。

では、これ以外に「なりすまし」犯に責任を取らせる方法はあるのでしょうか。

警察による捜査は、刑法上の罰則を科すための犯罪捜査です。被害者が犯人に損害賠償などを請求したい場合は、別途裁判を起こすなどして犯人に請求する必要があります。「なりすまし」被害により金銭的被害を被った場合はもちろん、会社などの営業に支障が出た場合は、その分の損失も損害賠償を請求することができます。

名誉毀損罪が成立するケースで、精神的に被害を被った場合なども慰謝料請求が可能です。

このように、刑事罰以外にも金銭的賠償により被害を回復する方法があります。もっとも、この裁判を起こすためには、犯人の特定が必要となります。

5.「なりすまし」犯人特定できるの?

では、犯人の特定はどのように行うのでしょうか。

まずは、Facebookに任意でIPアドレスの開示請求を行います。もっとも、これに対応してくれるとは限りません。強制ではないので、Facebook側が拒否することも十分に考えられます。仮に、公開請求に対応してくれない場合は、次の段階に移ります。

次は、裁判所にIPアドレス開示の仮処分(民事保全法23条2項)を請求します。もっとも、これで犯人が発覚するわけではなく、IPアドレスが判明するだけなので、これと同時にプロバイダに犯人を特定できる発信者情報の開示請求を行うことになります。

上記の手続きを踏んだ上で、無事犯人の身元がわかった場合は、名誉毀損にもとづく損害賠償請求などの金銭的賠償を請求することになります。IPアドレスや発信者情報の開示には、6カ月ほどかかるのが通常です。早めの対処が、被害回復には重要です。

このように、犯人を特定することは可能です。もっとも、組織的犯罪が関与している場合には、犯人の身元判明まで時間がかかるケースもあります。個人的嫌がらせの場合は、仮処分が認められたらすぐに損害賠償を請求できるでしょう。

6.個人情報の流出がある場合は、弁護士に相談を

なりすまし被害によって、Facebookをやめてしまった。誹謗中傷が行われ、精神的にも傷ついてしまったという場合、そのまま放置していてはいけません。仮に個人情報が流出してしまった場合は、被害が深刻化する可能性があります。ネット上で一旦個人情報が流出すると拡散が早いため被害回復は容易ではありません。早めに手を打つべきです。少しでも被害回復になるように、犯人の責任を追及しましょう。

ご説明したような、民事裁判を起こすためには、弁護士が必要です。自分でできる対応で満足できない場合や被害届を出したいが、自分だけでは動けないと思った場合は、無料相談のある弁護士事務所に相談してみるのもおすすめです。また、ネットに関連する問題は、ネット問題に強い弁護士に依頼するようにしましょう。さまざまなケースを扱っているため、個別ケースに応じた適切な対応をしてもらえます。弁護士事務所の中には、ネットトラブルを専門に扱っている専門の事務所もあります。専門家があなたの力になってくれるはずです。

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