みんなの学校情報の口コミを削除と犯人特定方法

学校の評判

「みんなの学校情報」というネットサイトをご存知でしょうか?学校関係者の方であれば、知っている方も多いでしょう。
みんなの学校情報は、幼稚園から大学までの学校の情報や口コミを集めたポータルサイトです。

ここで誹謗中傷を受けると、学校の評判が低下して大きな被害を受けてしまう問題があります。

今回は、みんなの学校情報で謂われのない誹謗中傷の口コミを投稿されたときの削除方法と犯人を特定する方法を解説していきます。

みんなの学校情報とは

そもそも「みんなの学校情報」がどういったサイトなのか、よく知らない方のために確認しましょう。

  • みんなの大学情報
  • みんなの専門学校情報
  • みんなの高校情報
  • みんなの中学情報
  • みんなの小学校情報
  • みんなの幼稚園情報

みんなの学校情報は、ユーザーが学校選びに役立てるための「学校に関する口コミサイト」です。幼稚園(保育園含む)、小学校、中学校、高校、専門学校、大学の学校ごとにカテゴリ分けされていて、関係者が口コミを投稿しています。

主に投稿しているのは在学生や卒業生、保護者であり、各学校の全般的な評判、入試情報、偏差値、雰囲気などの情報を検索できます。ランキングや偏差値などの情報も参考にしつつ、希望の学校を探せるシステムとなっています。

2017年10月に、全国の30~50代向けに実施された「楽天リサーチ」によると、高等教育学校領域(高校、大学、専門)においては利用者数No.1となっており、ユーザー数は非常に多くなっています。

みんなの学校情報を運営しているのは、東京に本社のある「株式会社イトクロ」です。同社は他にも「家庭教師比較ネット」、「医学部受験マニュアル」、「医学部予備校マニュアル」などの教育系のサイトを運用しています。

みんなの学校情報の誹謗中傷例

みんなの学校情報では、有益な情報も多い反面、学校に対する誹謗中傷や教師などへの個人攻撃が行われる例が多々あります。たとえば以下のような投稿がみられます。

  •  この学校では、先生同士が不倫している
  •  ここの体育教師は変態で、女子にセクハラをしている
  •  先生が女子更衣室を盗撮していた
  •  先生に暴行された
  •  体罰が普通に行われている
  •  先生が精神病
  •  いじめや事故をすべて隠蔽している、泣き寝入りさせられた
  •  裏口入学が普通に行われている
  •  実名で教師の悪口を書かれる
  •  教師や生徒の個人情報を晒される

みんなの学校情報で誹謗中傷の口コミを投稿された時の影響

みんなの学校情報で誹謗中傷の投稿をされたら、以下のような被害が発生します。

学校への入学希望者が減る

直接的な影響として、学校の評判が大きく低下して入学希望者が減る問題があります。特に私立の学校の場合には、生徒が減ることによって経営が苦しくなる可能性があります。

現在の生徒や保護者からクレームが来る

現在の在校生や保護者から「いったいどういうことなんでしょうか?本当ですか?」などとクレームが来る可能性があります。また、先生同士の不倫やセクハラなどの噂が校内で広まり、先生の立場が悪くなって適切に指導教育できなくなる可能性もあります。

現在の生徒や保護者に不信感を持たれる

現在の生徒や保護者が学校に対して強い不信感を抱く可能性があります。そうなると、先生の言うことを聞いてもらえなくなったり保護者が学校活動に協力しなくなったり、転校されてしまったりする可能性もあります。

教師が嫌がらせを受ける

みんなの学校情報で教師の個人情報が晒されると、学校関係者や他の人から揶揄されたり嫌がらせを受けたりする可能性もあります。

以上のようにみんなの学校情報で誹謗中傷されると、学校も教師も多大な迷惑を被るので、早急に投稿を削除させる必要があります。

みんなの学校情報の口コミを削除する方法

みんなの学校情報の口コミを削除させるには、自分で削除させる方法と弁護士に依頼する方法の2通りがあります。以下でそれぞれについて解説します。

自分で削除させる方法

自分で削除させたい場合には、サイトの一番下の「お問い合わせ」と選びます。すると「権利者向け問い合わせ窓口」があるので、それを選びます。出てきた画面に必要事項を記入していきます。記載すべき内容は、以下の通りです。

  •  メールアドレス
  •  お問い合わせ内容
  •  氏名
  •  役職(校長や教師、担任、顧問などです)
  •  電話番号
  •  権利が侵害されたとされるページのURL
  •  権利を侵害しているとされる掲載内容
  •  侵害されたとする権利
  •  権利が侵害されたとする理由
  •  ご希望の対応(追加、修正、削除、その他の対応)
  •  必要に応じて事実関係確認用のURL(任意)
  •  あなたの立場(本人か代理人か)

特に、「権利侵害の投稿が行われたURL」をはっきり提示し、それによってどのような権利が侵害されたと言えるのか、理由の説明が重要です。

侵害された権利が「名誉権」なのか「プライバシー権」なのか、投稿内容によってどうして権利が侵害されたと言えるのかなど、説得的に記載しましょう。
「ご希望の対応」としては「削除」を選ぶと良いでしょう。

必要事項を記入して送信するとサイト側で内容を精査して、権利侵害が起こっていると判断されれば口コミを削除してもらえます。

弁護士が必要となる場合

自分でお問い合わせフォームを使って通報しても、サイト側が削除に応じないケースもあります。その場合には、弁護士に依頼して裁判所に「削除の仮処分」を申請しましょう。

仮処分の手続き内で、みんなの学校情報における違法な権利侵害を証明できれば、裁判所からサイト((株)イトクロ)に対して該当記事の削除命令が出ます。

ただ、削除命令を出してもらうためには権利侵害を受けている「証拠」が必要です。URLを保存するだけではなくスクリーンショットもとって紙にもプリントアウトして、その口コミ投稿のどこがどのような権利侵害をしているのか、誰が読んでもわかるように説明しましょう。

弁護士に依頼すれば、弁護士が申立書や陳述書を作成し、記事の削除が認められるように手続きを進めてくれます。

裁判所から削除命令が出たら、イトクロが自ら口コミを削除します。

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みんなの学校情報の特定方法

みんなの学校情報で誹謗中傷の被害に遭ったとき、口コミ投稿を削除させただけでは解決にならないケースが多数です。投稿者が嫌がらせやおもしろ半分で誹謗中傷の投稿をしている場合、削除しただけではまた同じような誹謗中傷や個人攻撃が行われる可能性があるからです。

再発を防ぐには違法な投稿をした相手を特定し、慰謝料請求などのペナルティを与えるべきです。以下ではネットの匿名投稿者を特定する方法をご紹介します。

IPアドレスの開示を受ける

まずは、みんなの学校情報の運営者である「(株)イトクロ」から投稿者に関する「IPアドレス」を取得する必要があります。ネットサイトへの投稿は匿名で行われているので、サイトの運営者自身も投稿者の氏名等の個人情報まで把握しておらず、IPアドレスまでしかたどれないのです。

イトクロが任意開示に応じない場合には、仮処分を利用して強制的に開示をさせます。

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プロバイダの特定とログ保存の仮処分

IPアドレスが判明したら、そこから相手の利用している「プロバイダ」を割り出します。専門の検索方法を使って特定することが可能です。

また、プロバイダに発信者情報の開示を求めている間に投稿に関するログを消去されないよう「ログ保存の仮処分」を行います。通常プロバイダに情報開示請求するときには裁判が必要になり裁判には半年程度かかるケースも多いので、その間に相手に関する情報が消されないように保存する必要があるのです。仮処分は裁判所に申請して行います。

プロバイダに発信者情報開示請求を行う

ここまで準備ができたら、プロバイダに対して「発信者情報開示請求」を行います。プロバイダ責任制限法にもとづいて任意開示を求めることが可能です。

ただし任意には開示されないケースが多いのが現状です。その場合には裁判所で「発信者情報開示請求訴訟」を行います。

訴訟において、ネット投稿によって違法な権利侵害が行われていることを証明できれば、裁判所からプロバイダへ投稿者に関する情報開示命令を出してもらえます。

判決で情報開示命令が出たらプロバイダが投稿者に関する以下の情報を開示します。

  •  氏名
  •  住所
  •  電話番号
  •  メールアドレス

こういった情報を取得できれば、後は相手に対して直接内容証明郵便を送り、以下のようなことを請求します。

  • 慰謝料の支払い
  •  謝罪広告の発表
  •  「二度と誹謗中傷しない」と誓約
  •  違約金の取り決め

場合によっては刑事告訴も行うなど、ケースに応じたさまざまな対応をとることが可能です。

発信者情報開示の手続きは通常弁護士に任せるでしょうから、相手に対する損害賠償請求などの対応も、引き続き弁護士に相談しながら進めると良いでしょう。

まとめ

学校は世間の評判によって大きな影響を受ける機関です。非常にユーザー数の多い「みんなの学校情報」における誹謗中傷問題は、決して放置することができません。

気になる口コミを見つけたら、すぐにサイト側に通報して削除してもらうべきです。それでも対応してもらえないならば早めに弁護士に相談して、削除や犯人特定の対応を進めるのが良いでしょう。

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