インスタの画像・写真を勝手に使われた!対処法&予防策は?

インスタ画像を勝手に

私のインスタ画像・写真を誰かのサイトに勝手に掲載されてる…どうする?

SNSをチェックしていたら「自分のインスタ画像が勝手に転載されていた…」というトラブルが度々報告されています。

SNSやインターネットの発展に伴い、気軽に画像をアップしたり、友達の写真に「いいね」したりできる一方で、画像の著作権の知識を持っていない一般人が利用することにより多数の問題が発生しているのです。

しかし、無断転載を見つけても「どうしたらいい?」と対処法に困ってしまいます。そこで今回は、自分のインスタ画像が他人のアカウントやサイトに無断転用されていた場合の対処法・予防法についてご説明します。

インスタ画像・写真転用の基本知識

よくあるトラブル事例

よくあるトラブル事例としては、以下のような内容が報告されています。

  • 画像を勝手に知らないサイト・ブログに使われていた
  • 友達に自分や子供の写真が勝手にアップされていた
  • メルカリやフリマサイトなどで自分の画像が商用利用されていた

まずは、サイトやブログへの無断転載の事例です。

いつも見ているサイトに、「あれ、これ私のインスタの画像!」なんて経験は実は少なくないのかもしれません。なんの連絡もなく勝手に利用されていたら、びっくりしますよね。顔写真がアダルトサイトなどに利用されてしまい、変なダイレクトメールが増えたなんて事例もあります。

次によくあるのは、友人や知り合いが勝手に画像をアップした事例です。

鍵アカウントで知り合いしか見ないのであれば問題ありませんが、公に公開されているアカウントに自分の写真や子どもの写真が勝手に載せられていると、嫌な気分になることもあるでしょう。
気にしない方もいますが、子どもさんの場合には安全面から不安になる方も多いことと思います。

最後に、商品の販売サイトなどでの転用事例です。

最近よくあるのは、メルカリやフリマサイトなどで、実際の商品の画像ではなく、見栄えの良い他人のインスタ画像が利用されている事例です。詐欺などに利用されている可能性もあるため、心配になりますよね。

このように、さまざまな無断転載トラブルが発生しています。

インスタ画像と著作権

次に、インスタ画像と著作権の関係について見ておきましょう。

「著作権で保護されている物については、勝手に転載したり、複製したりしてはいけない」

このような文言はどこかで見聞きしたことがある方も多いのではないでしょうか?

インスタの画像も、「著作物(10条8号)」として、写真を撮ったとされる投稿者に著作権が付与されています

原則として、他人の著作権を侵害するような無断転載、複製などは著作権者の許諾がない限り禁止されており、勝手に著作権侵害にあたるような行為を行った場合には、著作権法により罰せられます。罰則としては以下の通りです。

  • 10年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金、あるいは併科
  • 法人の場合は、3億円以下の罰金

もっとも、どんなケースでも罰せられるというわけではありません。

基本的に、著作権違反の罰則に関しては親告罪となっており、侵害された人が通報しない限りは上記のような罰則が科せられることはありません。
また、個人的名利用目的での複製などは罰則の対象外となります。あくまで、不特定多数の人に向けて発信したり、利用したりすると問題になります。

場合によっては、著作権のない他人の画像に文字などを加えて、修正した上でアップしている場合もありますが、このような勝手な編集作業も著作権侵害となります。他人の顔写真を加工して、アダルトサイトに転用する事例などは同一性保持権に反します。

これ以外にも、個人ができる民事請求としては、侵害行為の差し止め請求、不法行為に基づく損害賠償請求、不当利得の返還請求、名誉回復等の措置請求などがあります。

ちなみに、友人等が撮ったご自身やお子さんの写真に関しては、著作権とは別に肖像権も問題となりえます。

インスタの規約

では、インスタでは著作権に対しどのような利用規則を制定しているのでしょうか。

インスタグラムでは、著作権に関しては、利用規約の中の「知的所有権について」という項目において保護を明示しています。具体的には以下の通りです。

「Instagram利用規約では、著作権や商標権を含む第三者の知的所有権を侵害するコンテンツを投稿することを禁止しています。」

つまり、他人の画像や動画を勝手に無断転載する行為は、インスタグラムの投稿においても禁止されているということです。
著作権に関しては、特に登録などの措置は必要ありません。一般人が撮影した写真などにおいても著作権の保護が及ぶため、ご自身で撮影して投稿したものについては、原則として著作権の侵害を主張できることになります。

よくあるトラブル事例においてあげたケースは、著作権を有する人の同意がない限り基本的にはすべてNG行為となります。

これは違法?合法?転載・引用方法を確認しよう

画像の埋め込み・リポストは、原則として合法

実は、画像の転載方法によっては問題がないケースもあります。具体的には、以下の2つの方法による転載です。

  • インスタグラムの埋め込み機能を利用した転載
  • インスタグラムのリポスト機能を使った転載

埋め込み機能利用の場合は、原則として問題なし

皆さんは、インスタグラムの埋め込み機能というものはご存知でしょうか?

自分で作ったサイトやブログなどに簡単にインスタグラムの画像を載せるために作られた手法です。画像をクリックすると、インスタグラムのアカウントにとぶ場合は、埋め込み機能が利用されています。

この埋め込み機能ですが、インスタグラムの規約上に規定はありません。英語の規約では、デベロッパー向けの説明はあるものの、「画像の所有権は、投稿者にある」との記載のみで、他人が画像を埋め込みで転載するための規約などはないのです。

つまり、インスタに登録した時点で、他人のサイトに埋め込みが行われる可能性はあるということになります。これに対して、違法といえるかは微妙です。インスタに登録した時点で同意したといえる可能性もあるため合法ともいえるでしょう。

転載が嫌な場合は、ご自身の投稿した写真を消してしまえば埋め込み先のものも消えるため、一応著作権者に対する配慮もあります。もっとも、転載者が良心的な場合は、著作権者の許諾をとっているケースがほとんどです。

リポストも問題なし

リポスト機能はご存知の方も多いでしょう。

他人の画像投稿を、自分のアカウントで投稿することができる機能です。リポストの場合は、画像上部に表示されること、投稿元のアカウントにも通知がいくことから、著作権違反とならずに引用として他人のアカウントの画像を利用することができます。
投稿元がリポストを良しとしない場合は、削除することもできるため、合法的に利用できます。

引用にあたる場合は、同意がなくてもOK

著作権者の同意なく、勝手に画像を転載する行為はNGとご説明してきましたが、引用にあたる場合は、同意がなくても違法とならないケースもあります。

引用とは、本や記事、論文、ブログの文章などの自分の著作物に他人の著作物の一部を取り入れる方法です。引用には厳しい要件(法32条)がありますが、インスタグラムの画像にという点に注目すると、以下をクリアしていれば合法となります。

  • 出典の明示がある
  • 引用部分が主従関係の「従」となっている
  • 引用部分だと明らかにわかる
  • 必要な範囲内のみでの引用である

少しわかりにくいですが、一番重要な点は「出典の明示」です。インスタグラムのアカウント名の明示があることが必要です。

また、画像自体が記事などの主人公となっているケースではなく、あくまで脇役であり何かを説明するためや、記事に必要不可欠と考えられる場合のみOKとなります。

簡単にいうと、まとめサイトなどで画像を並べているケースで、著作権者の同意がない場合はNGです。しかし、報道目的などの場合で画像の一部が利用される場合はOKとなるケースもあります。

このように、画像の無断利用は場合によっては合法となることもありますので、覚えておきましょう。

画像を削除してもらうには?削除依頼方法&予防策

次に、他人が利用する無断転載画像を削除してもらう方法をお伝えします。予防策も一緒に学んでおきましょう。

他人が無断転載した場合

インスタグラム内で無断転載があった場合と、他の場所で無断転載があった場合にわけて対処法をお話しします。

インスタグラム内の無断転載

インスタグラムの中で、無断転載を発見した場合は、インスタグラム本社に報告することで、無断転載を止めさせることができます。方法は以下の通りです。

  1. インスタグラムのアプリで無断転載の画像投稿画面を開く
  2. 投稿の右上の「…」から「報告する」→「不適切である」→「知的財産権の侵害」をクリック
  3. 流れのまま進めていき、「私の著作権を侵害していると思われるコンテンツがある」を選ぶ
  4. 連絡先などの必要事項(入力する情報は相手に通知される)入力、最後に署名して送信

無断転載のサイトに削除要請をする

通常のサイトであれば、「お問い合わせ」などの項目が設定されています。ここから、入力フォームに従い、必要事項を記入、問題画像を指摘の上、「無断転載のため、削除してください」をいえば、OKです。削除期間などを設定しておくと、確認ができるため良いでしょう。

埋め込み機能を利用している場合でも、「やめてほしい」旨を伝えれば、通常は掲載をやめてもらえます。絶対応じてもらえるとは限りませんが、やってみる価値はあるでしょう。

友人・知り合いが無断転載した場合

友人や知り合いが無断転載を行っている場合は、配慮が必要です。というのも、その後の関係悪化に気をつける必要があるからです。

友人・知り合いによる無断転載の場合は、ほとんどのケースで「これくらい大丈夫」と思っているか、著作権の知識が全くないケースが多いためです。相手は悪いことをしている意識がないことも多いため、できるだけ和やかに解決することが大切です。

通常であれば、先にご紹介したようにインスタグラム本社に通報したりする方法をとりますが、友人や知り合いの場合は直接言いましょう。

  • 「インスタグラムの写真なんだけどできればやめてほしいな」
  • 「子どもの顔写真はネットにアップしないようにしてるの」

上記のように、和やかに言えば相手もわかってくれるはずです。怒って伝えると、その後人間関係のトラブルになりがちなので気をつけてください。

インスタ画像が無断で利用されないための予防策

最後に無断転載を防ぐための予防策をお伝えします。

効果的なのは、インスタグラムのアカウントのトップ画面に「無断転載NG、埋め込みNG」と記載しておくことです。同意が必要な場合は、その旨も書いておくと良いでしょう。

個人事業主の方などの場合で、商品写真を載せている場合は、ロゴを写真に掲載しておくのも効果的です。仮に無断転載が行われても、ロゴが入っていれば誰のものであるかは明らかなため、壊編されない限りブランドイメージが損なわれるのを防げます。

これらの予防策は絶対的な効果を有するわけではありません。無断利用で相手が削除に応じてくれなかった場合は弁護士に相談しましょう。侵害の差し止め請求や損害賠償請求などが検討できます。

特に、意図しない利用目的(アダルト系、ダイエット系、美容系など)の場合は、拡散される前に早急に対処すべきです。弁護士から直接連絡をとってもらいましょう。

誹謗中傷に強い弁護士が無料相談いたします

ネット誹謗中傷で悩まれている方は、今すぐ弁護士にご相談ください。書き込みの削除、犯人の特定が可能性があります。

  1. 匿名掲示板に個人情報、名誉毀損の書き込みされた
  2. SNS/ブログなどで誹謗中傷をされている
  3. 会社(法人)/お店の悪い評判が書かれ風評被害を受けている
  4. 書き込み犯人を特定したい
  5. 名誉毀損の慰謝料請求、損害賠償請求をお任せしたい

ネット誹謗中傷に強い弁護士に無料相談することで、解決できる可能性があります。弁護士に任せて頂ければ、被害者の方は平安な生活を取り戻すことができます。

1つでも当てはまる方は1人で悩まず、今すぐ弁護士に相談しましょう。

都道府県から誹謗中傷に強い弁護士を探す

あなたへおすすめの記事