2ちゃんねる削除依頼を自分で行う場合の注意点を解説

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2ちゃんねるに書き込まれた誹謗中傷コメントや記事が削除を、自分で削除申請して行う場合の具体的な方法を解説いたします。

2ちゃんねるの削除申請の方法、背景を正しく理解して、スムーズに行いましょう。事実、削除要請の出し方を間違えて、逆に晒されて、さらに炎上を招いたケースもあります。

正しい方法で、手順を踏まないと、かえって火に油を注ぐことになると言うことです。削除可能と知って、深く考えずに感情的に行動して、失敗する例は挙げれば枚挙に暇がありません。

「削除できるなら、簡単だ」「メールを送れば良い」と安易に考えるのはやめて、当記事を参考に動かれることを推奨致します。では、方法について順番に見ていきましょう。

※「2ちゃんねる」は、現在分裂状態であり、「5ch.net」と「2ch.sc」が存在しています。

2ちゃんねる削除の原則と削除フロー

2ちゃんねる削除体制の基本原則

  • 表現の自由は守られるべきである。
  • しかし、表現の自由は守られるべきであるが、無制限ではなく、他人の権利を侵害する場合は削除する。削除理由は具体的に明示しないこともある(明示することもある)
  • しかし、異議を申し立てる機会を与え、審議の結果、再掲載されることもある

削除原則からわかるように、2ちゃんねるは、表現の自由と個人の権利(名誉毀損、プライバシーの侵害)の2つをバランスを持って2ちゃんねるは運営されています。

3つの削除ルート(本人メール申請、裁判所仮処分、弁護士請求)

  • ルート1.権利侵害をメールにて削除要請ができる(メールアドレスへ直接送る、削除フォームを利用するがあります)
  • ルート2.裁判所の仮処分(2ちゃんねるは裁判所の決定には基本従います)
  • ルート3.2ちゃんねるが認めた弁護士からの請求
    ※2ちゃんねるが認めた弁護士からの削除申請は原則対応してくれます。2ちゃんねるが認める弁護士に相談するのも一つの方法です。

ルート1.本人がメール申請します。
ルート2.裁判所の仮処分経由です。仮処分は弁護士に依頼した方がスムーズです。
ルート3.2ちゃんねるが認める弁護士経由で、2ちゃんねるに対して削除請求します。

今回は、本人による削除申請に関する、ルート1.に関してご紹介いたします。

弁護士による削除(ルート2.とルート3.)を参考にされたい方は、こちらの記事をご参考ください。

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削除ガイドラインとは

削除人の行動規範となっている、削除ガイドラインに関して説明します。まずは削除ガイドラインを熟読することをお勧めします。

【参考外部サイト】削除ガイドライン

個人の取り扱い

削除ガイドラインによると、個人の取り扱い定義は3種類に分けられています。

  • 一群は「政治家・芸能人・プロ活動をしている人物・有罪判決の出た犯罪者」で、著名人や芸能人、犯罪者などが当てはまります。
  • 二類は「板の趣旨に関係する職業で責任問題の発生する人・著作物や創作物、活動は販売または提供して対価を得ている人物」
  • 三種は「上記2つに当てはまらない全ての人物」

どの定義に当てはまるかによって、削除されるかされないかが決まります。誹謗中傷の場合、一群は管理人が「削除の必要あり」と判断しない限り、書き込みは消されません。

二群は公益性があり、関係者や被害者による事実関係の記述が確認された場合は削除されません。

三種は個人を完全特定するための情報が書き込まれていれば削除の対象になります。個人名、住所、所属(会社名、職場名、学校名)などはプライバシー侵害になります。電話番号、メールアドレス、誹謗中傷による名誉毀損、私生活情報等も削除対象となります。

法人・企業・団体・公的機関が2ちゃんねる削除したい場合

企業・法人・団体については、カテゴリによって扱いが違いますが、原則として削除人は放置しています。批判・誹謗中傷等はほぼ放置となります。メールでの削除依頼ではなく、削除要請板ではフォームから入力し、新規スレッドを立てて行うことになります。慣れない企業担当者が削除を行うのは、削除理由が2ちゃんねるに掲載されることになり、それらが検索結果にまた表示される恐れもあります。つまり、再炎上リスクがあり、法人の場合は、弁護士による削除依頼が無難であるといえるでしょう。

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削除判断基準

犯罪に関する情報及び法人に関する情報の場合は、仮処分による削除対象となります。

メール/削除フォームによる3つの削除依頼方法

2ちゃんねるのレス単位で書き込まれた個人情報、実名、職場名の削除、スレッド単位、過去ログを削除したい場合の3つの削除依頼方法があります。

  1. メールにての削除要請(重要削除対象 当事者の方向け)
    個人のプライバシー情報(個人名・住所・所属/誹謗中傷/私生活情報/電話番号/メールアドレス)
    差別・蔑視 等
  2. 一般の削除要請(いわゆる通報 当事者/ご覧になっていて問題であると通報したい方向け)
    個人の取り扱い(個人名・住所・所属/誹謗中傷/私生活情報/電話番号/メールアドレス)
    差別・蔑視 等
    ※一般の削除要請の場合はスレッドにて公開されます。
    ※削除フォームにて一般の削除要請を行います。
  3. 削除整理板(上記以外の通常削除依頼)
    通常削除依頼は削除整理フォーム

1の重要な削除対象案件は、メールで直接削除依頼で行う場合メール本文が公開されることはありません。2の通報や3の通常削除依頼の削除フォームの場合、理由が公開されることを抑えておきましょう。

2ちゃんねる削除依頼メールの出し方

削除要請の第一歩は2ちゃんねる本体へのメールによる削除依頼です。

メールによる削除依頼

削除ページから、ガイドラインに従って申請しましょう。

権利侵害を主張する者は,メール(meiyokison@racequeen.ph)で削除要請を出すことができる。

※削除要請の際には,
件名 削除申し立て
内容 URL
レス番号
削除理由
理由を根拠付ける資料があれば添付
本人確認のための資料を添付するものとする。

理由及び資料を踏まえ,削除の是非を判断する。
メール(meiyokison@racequeen.ph)にて異議を申し立てる機会を与える。異議申し立て期間は記事が削除されてから7日間とする。

※異議申し立てに際しては,
件名 削除異議申し立て
内容 URL
レス番号
異議申し立て理由
理由を根拠付ける資料があれば添付
本人確認のための資料を添付するものとする。

削除人が、異議申し立て理由及び資料を踏まえ,記事を再掲載すべきかの判断を行う。

基本は指定項目に沿ってに情報を打ち込みメールで送る形です。削除理由については、誹謗中傷(個人であれば名誉毀損、法人であれば信用棄損)であることを明記して送りましょう。
また、プライバシーの侵害も対象ですので、個人情報などの削除も、削除依頼としてメールで対応を求めることが可能です。

なお、身分証明が必要な場合は、運転免許証のコピーなどをメールに添付して、送付すれば問題ありません。怪しいサイトにさらに個人情報を送る行為には抵抗があるかもしれません。求められれば、必要であるため仕方のないことではあるのですけど、悪用される心配もあります。

こういった不安がある場合は、弁護士などの専門の代理人への依頼の方が安全と言えるでしょう。

代理人を立てれば、全て弁護士の先生が代行してくれます。もちろん、個人情報を出す必要もありません。

削除人って誰?削除人とは?

削除メールを送る場合、「削除人」が異議申し立て理由を検討して、再掲載するか判断すると書かれています。では、2ちゃんねるの「削除人」とはそもそも何なんでしょうか?

2ちゃんねるでは、掲示板のレスやスレッドの誹謗中傷記事やプライバシー侵害の書き込みの削除を行う人を「削除人」「削除屋」と呼んでいます。

削除人は、運営会社であるRaceQueen inc.の社員ではなく、ボランティアで構成されています。

元々は、管理人であるひろゆき氏が監視と削除を行っていたようですが、巨大掲示板となり一人では対応できなくなりました。

そこで、現在では、2ちゃんねるでは削除人と呼ばれるボランティアが依頼を読んでから書き込みを削除しています。

しかし、依頼をすれば全ての書き込みを削除してくれるという訳でもありません。それは削除する基準が存在しているからです。

「本当に削除する必要があるのか?」「懇意的な削除にならないか?」「削除依頼は正当な理由によって行われたのか?」など、削除ボランティアの判断次第なので、内容によっては削除に応じないことも多くあります。また、書き込みの削除は無償で行われているため、削除する人の都合やモチベーション次第という側面もあります。

削除人を説明すると以下の特徴になります。

  • 削除人は冷静に判断する
    荒らしにつながる削除権限は、慎重に行使する
    できるだけ住人さんが快適が過ごせるように配慮する、少しだけ掲示板の方向性を示す
  • 削除人はボランティア(報酬を求めたり、作業を外に誇ったりもしない、縁の下の力持ち)
  • 削除人は責任がない(削除人の選定や行動は管理人が責任を持つ、場合によっては削除権ははく奪される)
  • 削除にには義務がない(時間や工数、曜日に縛られず、できる範囲で行う。削除自体が目的でもない)
  • 削除人は自信をもって行動する(削除対象と判断したら自らの意思で行う、判断にまよったら削除しない)
  • 削除人は恣意的であってはいけない(個人の好き嫌い、主観に基づいた削除をしてはいけない。ルール、ガイドラインに従う)
  • 削除人は発言に慎重になる
  • 削除人の間で論争することなく信頼しあう

【参考外部サイト】削除する人の心得

メールの内容は何を書けばよいの?

次は削除依頼で出すメールの内容についてです。まず、決して感情的な文章を書かないことです。あくまで、冷静に、粛々と削除理由を述べて対応を求めます。
確かに、一方的に事実無根の内容で誹謗中傷を受けており、感情的になる気持ちもわかります。怒りで震える気持ちを抑えきれない程、感情が高ぶるのも理解できます。

しかし、こういった問題は感情的になった方が負けです。支離滅裂な内容を書き連ねたところで伝わりませんし、相手を不要に構えさせるだけです。
2ちゃんねるの管理人は書き込んだ張本人ではありません。もちろん、掲示板の管理責任を問われてしかるべきとは思いますが、その理屈が通じるとは限りません。

因みに、警察への相談、司法への訴えを匂わせる内容を書くことは避けましょう。しかるべき機関への対応を匂わせ、相手の対応を促すことは、一見、効果的な様に見えますが、逆効果です。
そもそも、民事の誹謗中傷に警察が積極的に動かないことのはよく知られた事実です。

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自分で行う2ch削除依頼の注意点

誹謗中傷が確認できた時点で削除依頼を出すことになるのですが、一定の手続きをしないと削除されないので注意してください。削除フォームによる依頼は原則的に公開になり、電話や郵送での依頼は無効になります。メールでの削除依頼は受け付けていますが、必須事項に漏れがあると受理されません。また、本人確認のための資料も必要です。理由の根拠になる資料の添付もあれば添付して送ると削除されやすくなります。専用フォームからルールを守って依頼しましょう。ルールに則って申請しないと、削除人が書き込みを消すか消さないかの判断ができなくなるからです。

削除依頼フォームには「名前・担当者(法人/団体の場合は部署や役職など身分が確認できる情報も必須)」「メールアドレス」「法人名や団体名(個人の場合は空欄のまま)」「対象区分」「掲示板のアドレス(個人の削除依頼では必須項目)」「削除対象アドレス」「削除理由/詳細」の項目を入力します。

削除依頼のときに上記を無視し、独自の書き込み依頼をすると無視されます。また、乱暴な言葉遣いで依頼しても削除されません。誹謗中傷で動揺する人も多いのですが、落ち着いてフォームから必要事項を入力しましょう。

削除されない理由

削除依頼に応じない理由は削除ガイドラインや注意書きに当てはまらない、削除理由と対象区分が一致していない、ルールを無視している、言葉遣いや態度が悪いなどがあげられます。削除依頼も毎日書き込まれているので、できるだけ削除する側に分かりやすいように依頼することが重要です。

例えば、削除ガイドラインやローカルルールのどこに抵触しているのか、問題点をはっきりと提示しておくと削除もスムーズに進みます。掲示板アドレスやレス番号の記載もしておきましょう。レス番号がないと依頼を却下されてしまうこともあります。

2ちゃんねるは自由に書き込みができ、表現の自由が保証されている掲示板というのが特徴です。しかし、反社会的な書き込みや個人への誹謗中傷までが許されているものではありません。この掲示板はSEOにも強いので、悪評や誹謗中傷が書き込まれれば検索結果の上位に表示されます。誹謗中傷は風評被害、名誉毀損、人権侵害にも繋がる恐れがあるので、迅速に対応する必要があります。

しかし、削除を行っている人たちはあくまでもボランティアです。一日中削除依頼に対応しているわけではありませんので、対応が遅れることもあると事前に理解しておきましょう。あまりにも誹謗中傷がひどい場合は他の利用者が削除依頼を出しているケースもあります。

2ちゃんねるも削除依頼のメールで削除してくれたら簡単なのですが、削除条件のガイドラインが厳格であることから削除率はかなり低く、削除依頼による誹謗中傷記事の削除成功率は大変低いです。

2017年10月1日に、2ちゃんねるの運営権をフィリピン法人「Race Queen,Inc.」から「LOKI TECH Inc」(ロキ・テクノロジー)社に譲渡され、「2ちゃんねる(2ch.net)」掲示板の名称を新たに「5ちゃんねる(5ch.net)」へと変更されました。

「2ちゃんねる(2ch.sc)」はシンガポール法人PACKET MONSTER INC.PTE.LTD.が運営しています。

特に、「5ch.net」より、「2ch.sc」の方がより削除に対する基準が高い傾向にあります。

歴史を知りたい方はこちらをご参考ください。

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どうしても削除依頼に応じてくれない、誹謗中傷の書き込みがどんどん増えて困っている場合は削除依頼ではなく、裁判所の仮処分による削除が確実で、2ちゃんねる削除専門の弁護士に依頼をするのもひとつの手段です。

※まとめ※

①削除依頼は2ちゃんねるのガイドラインに沿ってメールで行う
②内容は冷静に必要事項のみを記入し送信する
③削除フォーム依頼は原則公開されるので注意が必要
④削除人が理解しやすく書く(削除理由、対象レス等)
⑤法人や個人情報を渡すのに抵抗があれば弁護士依頼が無難

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