したらば掲示板の削除方法と名誉毀損書き込み犯人の特定方法を解説!

SNSいじめ

ネット掲示板を日常的に利用しているという人はたくさんいますが、ネット掲示板には、さまざまなものがあります。中でも、したらば掲示板は、使い勝手も良く利用者数の多いサイトです。

ただ、したらば掲示板で誹謗中傷された場合には、その記事を削除してもらう必要がありますし、投稿者に対して損害賠償請求などをしたければ、情報の発信者を特定する必要もあります。

そこで今回は、

  • したらば掲示板の特徴と知っておくべき削除方法
  • 名誉毀損、誹謗中傷した犯人を特定する方法

について解説します。

したらば掲示板とは?

したらば掲示板を利用した場合の記事削除請求や発信者情報開示請求の方法をご説明する前提として、まずはしたらば掲示板とはどのようなものなのかについて、抑えておきましょう。

したらば掲示板は、インターネット上の掲示板の1つです。

インターネット掲示板と言えば古くから2ちゃんねるなどが有名ですが、それ以外にも今はとてもたくさんのものがあります。

中でもしたらば掲示板は、利用者数22万人、月間PVは5億にものぼる巨大掲示板です。(参考:2ちゃんねる 2013年資料によると月間27億PV)

したらば掲示板は、シーサー株式会社という会社が運営しており、誰でも簡単にスレッドフロート型の掲示板を作成することができます。

シーサー株式会社は、無料ブログサービス『Seesaaブログ』で有名な会社であり、そのノウハウを生かして、したらば掲示板の運用にあたっています。

したらば掲示板は、もともとLINE株式会社が運営していた無料レンタル掲示板サービスである「livedoor したらば掲示板」でしたが、これらについて、平成25年5月15日にシーサー株式会社が事業譲渡によって引継ぎ運営するようになったものです。

したらば掲示板の特徴

次に、数あるインターネット掲示板の中でも、したらば掲示板の特徴をご紹介します。

したらば掲示板は、もともと「誰でも作成出来る掲示板」というスタンスの掲示板であり、現在でもその特徴が生かされています。

誰でも気軽にスレッドフロート型の掲示板を作ることができる上、掲示板自体も高性能で、管理やカスタマイズも簡単です。さらに、掲示板のカテゴリも多いです。

したらば掲示板は、このように使い勝手が良いことから、多くの利用者が使っている人気掲示板です。

したらば掲示板の記事削除請求の方法

したらば掲示板上で、自分の誹謗中傷記事などが載せられたら、どのように対処すべきかが問題になります。

したらば掲示板には限りませんが、インターネット上の記事やコメントなどにおいて、自分の誹謗中傷などが行われる危険性は常にあります。

このようにネット上で誹謗中傷やプライバシー権侵害などが行われた場合、放っておくとその情報がどんどん拡散して、被害が広がる一方になりますので、一刻も早く記事を削除してもらう必要があります。

ネット掲示板上の記事削除方法には、いくつかの方法があります。

削除方法1.サイト管理者に自分で連絡をして、管理者自身に削除してもらう

任意での削除依頼と言います。

この場合、サイト管理者に問題のある記事やコメントを指摘して調査してもらい、必要があると判断されれば任意で削除に応じてもらえます。

したらば掲示板の場合、個々の掲示板はそれぞれの掲示板の借主が管理しています。そこで、記事削除を求める場合、個々の掲示板の管理者にそれぞれ削除請求することになります。その掲示板の借主(管理者)が対応してくれる場合には、これがもっとも簡便でスムーズです。

削除方法2.シーサー株式会社自身にも削除請求

掲示板の借主自身が対応してくれない場合などには、運営会社であるシーサー株式会社自身にも削除請求することができます。

シーサー株式会社に対して記事削除請求をする場合、お問い合わせフォームなどによって削除依頼を出すことになりますが、シーサーは、これを見てその掲示板の管理者(借主)に意見照会をします。
同意が得られなければ拒否されることがありますが、管理者が削除に同意した場合には、シーサーによって記事削除が行われます。
(参考URL:https://rentalbbs.shitaraba.com/rule/guideline.html

削除方法3.裁判所に仮処分を申し立てて削除

管理者が削除に同意せず、シーサーに依頼しても任意で記事削除が行われない場合には、いよいよ裁判所に対して記事削除の仮処分を申し立てる必要があります。裁判による削除と言います。

任意での削除依頼に応じてもらえない場合には、裁判所に仮処分を申し立てることによって、強制的に削除命令を出してもらう必要があります。

この場合、自分がその記事によって権利侵害されていることや記事削除の緊急の必要性などを説明しなければなりませんが、裁判所が記事削除の必要性を認めてくれたら、シーサー株式会社に対して記事削除命令が出されます。

シーサーは日本の会社であり、日本の裁判所の命令に従うので、仮処分命令が出たら、速やかに記事は削除されます。

裁判を起こす場合は、弁護士に相談した方がスムーズです。

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したらば掲示板での書き込み犯人の特定方法

Handcuffs on income tax return form background

したらば掲示板で誹謗中傷などが行われた場合、記事を削除することができても犯人を特定しなければ、名誉毀損などの責任追及ができません。

そこで、したらば掲示板の場合、どうやって投稿をした犯人を特定するかが問題になります。

インターネット上で投稿が行われた場合に、その投稿者の情報を開示させる手続きのことを、発信者情報開示請求の手続きと言います。

日本では、プロバイダ責任制限法という法律によって、違法なインターネット記事コメントなどの投稿による権利侵害を受けた人は、その違法な投稿をした人についての情報開示をすることが認められています。
そこで、したらば掲示板の場合でも、被害者は、それぞれの掲示板の管理者に対して、発信者情報の開示を求めることができます。

管理者によっては開示が受けられなかったらシーサー株式会社に対して情報開示の請求ができますし、この場合、シーサーは、記事削除請求のケースと同様、管理者の意見照会をして、同意が得られたら発信者情報を開示します。

任意での開示を受けられない場合には、仮処分を申し立てることによって発信者情報を開示させることができます。

したらば掲示板の開示情報では不十分

ところが、犯人を特定したい場合、ここまでの手続きでは具体的に誰が投稿したのかを明らかにすることができません。

ここまでで明らかにされるのは、発信者のIPアドレスだけだからです。犯人の個人特定をするためには、ここからさらに、犯人が使用しているプロバイダに対して発信者情報開示請求をする必要があります。

インターネットプロバイダに対しては、任意での情報開示を求めることができますが、任意の開示に応じてもらえないことが多く、その場合には、裁判所で発信者情報開示請求の訴訟を起こして開示命令の判決を出してもらう必要があります。

この場合の裁判は、記事削除の場合やシーサーに対する発信者情報開示請求の際の仮処分とは異なり、本訴訟になります。

よって、訴訟になった場合、発信者情報開示請求にはそれなりの期間がかかってしまうので、注意が必要です。

訴訟手続きにおいて、被害者側が、違法な投稿によって被害を受けていることなどを証明することができて、開示の必要性があると認められたら、インターネットプロバイダに対して発信者情報開示命令の判決が言い渡されます。

これによって、犯人の氏名や住所、メールアドレスなどが開示されるので、その情報にもとづいて、投稿者に対して名誉毀損やプライバシー権侵害などにもとづく損害賠償請求(慰謝料請求)などができるようになります。

発信者開示に対する運営会社シーサー株式会社の対応

沖縄の海・海とシーサー

以上のように、記事削除請求や発信者情報開示請求を行う場合、任意で対応するかどうかなども含めて、サイト管理者(管理会社)の対応が重要になります。

比較的良心的に柔軟に記事削除や発信者情報開示に応じてくれる会社もあれば、そうでない会社もあるからです。

したらば掲示板の運営会社であるシーサー株式会社の場合、対応は比較的良心的です。

記事削除請求にしても発信者情報開示請求にしても、メールなどで問合せをすると速やかに個々の掲示板管理者に連絡をして、意見照会してくれますし、同意が得られたら速やかに削除してくれます。

よって、したらば掲示板の場合、記事削除をする場合の難易度はさほど高いわけではありません。

記事削除請求や発信者情報開示請求のために裁判所に仮処分を申し立てた場合のシーサーの対応も、やはり標準的です。

シーサーからは型通りに答弁書が提出されて、裁判所で行われる審尋期日(裁判官と面談をして質問などをされる期日)にはシーサー側の代理人弁護士が出頭してきますが、激しく反論を繰り広げるというわけではなく、通常の対応です。

よって、仮処分を申し立てたら、多くの場合には1回の期日で仮処分が決定されます。

その決定書がシーサーに送達されたら、シーサーはこれを無視することもなく、速やかに記事の削除や発信者情報の開示をしてくれます。

また、したらば掲示板の発信者情報開示手続きをする際、過去には、決定前の調査嘱託によって発信者情報(タイムスタンプ、IPアドレス、リモートホスト)が開示されたことがあります。

このとき開示の対象とされた書き込みは、投稿後約1年が経過しており、一見して明らかに権利侵害をしていることがわかるような内容でした。

このように、シーサーは、権利侵害が明らかな場合などには、比較的柔軟に被害者救済のために対応してくれる姿勢があり、また記事内容も長期保存されるので、被害者としては各種の請求がしやすいです。

以上のように、シーサーは、こちらがきちんととるべき対応をとれば、誠実に裁判手続きに対応して、記事削除や発信者情報開示に応じてくれるので、比較的対処がしやすい会社であると言えます。

したらば掲示板で誹謗中傷を受けた場合、泣き寝入りする必要はないので、早めに記事削除や発信者情報開示請求の手続きをとりましょう。

したらば掲示板に記事削除・発信者情報開示請求する場合の注意点

OLポートレート・ミドル女性(白バック)

したらば掲示板に対して記事削除請求や発信者情報開示請求をする場合、いくつか注意点があるので、以下でご説明します。

まず、したらば掲示版でシーサーに記事削除を依頼した場合、削除範囲が広範囲に及ぶケースがあります。

具体的には、こちらが特定のレスの削除を依頼した場合や特定のレスの削除命令が出た場合であっても、スレッド全体や掲示板自体が削除されてしまうことがあります。

また、裁判所から発信者情報開示命令が出ると、記事削除命令がなくても同じように全体的な削除をされることが多いのです。

このような対応は、シーサーと利用者間の利用規約違反によるものだと考えられますが、削除請求や発信者情報の請求者側にとっては、具体的にどのようなケースで、どのくらいの範囲の削除が行われるのかの予測がつきにくくなります。

また、シーサーは、個々の掲示板管理者についてのアクセスログを持っているので、ケースに応じて、シーサーに対してログの開示を求めて掲示板管理者の責任を追及することが可能になります。

なお、したらば掲示板は、過去平成24年に起こったパソコン遠隔操作事件に利用されたことがあるので、心配があるという人もいるかも知れません。

この事件では、犯人はしたらば掲示板を経由して遠隔操作をして被害者のパソコンを操ったのですが、これは、当時はしたらば掲示板ではTorを使って書き込みをすることができたので、犯人は発信元を偽装して命令を送ることが可能だったためです。

しかし、現在のしたらば掲示板では、海外サーバ経由の書き込みは規制を受けるので、このような掲示板悪用のリスクは減っており、さほど心配する必要はありません。

弁護士費用相場はいくら?

弁護士費用相場

最後に、したらば掲示板に記事削除や発信者情報開示請求をする場合の費用の相場を確認しておきましょう。

したらば掲示板などのインターネット掲示板の誹謗中傷記事などについて、記事削除や発信者情報開示請求を行う場合、手続きを被害者が自分一人で行うことには限界があります。

任意で削除や開示に応じてくれる場合にはまだ被害者が個人的に対応可能ですが、仮処分や訴訟が必要になってしまったら、複雑な裁判手続きに被害者が個人で対応するのは極めて難しくなります。

そこで、したらば掲示板の場合にシーサー株式会社等に対して記事削除請求や発信者情報開示請求をする場合、弁護士に手続を依頼することが必要になります。

したらば掲示板に対して記事削除請求をする場合、それが任意での削除依頼なのか仮処分なのかによって費用が異なることが多いです。

任意の削除依頼の場合には、着手金が5万円程度で済むことが多いですが、シーサーに対して仮処分が必要になった場合には、20万円程度の費用がかかることが標準的です。

また、発信者情報開示請求をする場合には、本訴訟まで必要になることが多いので、費用は30万円~40万円くらいかかることが多いです。

削除と発信者開示手続きにかかる期間

これらの手続きにかかる期間ですが、記事削除依頼の場合、任意削除なら1週間程度でも可能ですが、仮処分が必要になった場合には2週間~4週間程度かかります。

発信者情報開示請求をする場合、本訴訟になると手続きが長くかかります。相手のプロバイダの対応にもよりますが、だいたい4ヶ月~8ヶ月くらいは見ておくと良いでしょう。

このように、記事削除や発信者情報開示の手続きをすると、どうしてもそれなりに期間がかかってしまいます。時間が経てば経つほど被害は大きくなるので、したらば掲示板で人権侵害を受けた場合には、早めに弁護士に相談して対応してもらうことが大切です。

まとめ

今回は、したらば掲示板の概要と、したらば掲示板で誹謗中傷を受けた場合の記事削除方法、発信者情報開示請求の方法、さらにはその場合のシーサー株式会社の対応について解説しました。

シーサー株式会社は、比較的柔軟に記事削除に応じてくれるので、良心的な部類の管理者と言えます。調査嘱託があっただけで記事削除をしてくれたケースなどもあります。

ただし、シーサーに記事削除を依頼すると、特定のレスの削除依頼であっても、掲示板のスレッドが丸ごと削除されるなどのこともあるので、注意が必要です。

記事削除請求や発信者情報開示請求をする場合、被害者が自分で手続をすすめることは難しいので、弁護士の助けが必要です。

誹謗中傷記事が投稿された場合、放置しておくとどんどん被害が拡散するので、なるべく早めに弁護士に依頼して記事削除などの対応をしてもらうことが大切です。

今回の記事を参考にして、したらば掲示板で人権侵害に遭った場合、泣き寝入りをせずに早めに弁護士に依頼して問題を解決しましょう。

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